8歳と4歳の子どもの子育て中の二児の母、MAYです。だんだんと寒くなってきましたが、この時期子育て中の方が心配なのは、子どもの病気ですね。
我が家の子どもたちも、鼻水・咳の症状を伴う風邪を引いてしまいました。なかなか病院にも足が運びにくいご時世なので、自宅でできる対処法があれば安心ですね。
子どもの鼻水、咳が止まらない時に、自宅で手軽にできる対処法をご紹介します。
目次
- 鼻水を止める方法
- 咳を止める方法
- 病院に行く目安
- 乳児は、RSウイルスに注意
鼻水を止める方法
加湿して吸引
風邪の時の鼻水は、体に入ったウイルスを体の外に出す免疫の働きによるものです。無理に止めるよりは、出し切るつもりで吸引してあげると、早く楽になります。サラサラした鼻水の場合は、そのまま吸引してもオッケーですが、ネバネバとした鼻水はなかなか吸引しづらいので、加湿して出しやすくしてあげます。お風呂に入ると、蒸気で鼻水が出やすいため、お風呂あがりに鼻水吸引器でとってあげるのがおすすめです。
鼻水吸引器の種類
口で吸うタイプの鼻水吸引器の特徴、メリット・デメリット
口で吸うタイプの鼻水吸引器は、薬局やベビー用品を売っているお店なら、大抵取り扱いがありますので、ひとつ持っておくと安心です。チューブの片方を子どもの鼻にあて、もう片方のチューブで吸い込みます。鼻水は、中間のボトルのような入れ物に溜まっていく仕組みです。慣れないうちは、嫌がって暴れる子どもを押さえながら吸わねばならず、苦戦するかもしれません。空気が漏れないように、吸い口を密着させ、一気に吸い込まずに、少しずつ吸いましょう。子どもの頭を、押さえてくれる人がいると楽です。
口で吸うタイプの鼻水吸引器は、お値段が安いことと、お手入れの手軽さがメリットですが、最大のデメリットがあります。それは、吸ってあげている自分自身も、風邪を引いてしまうことです。ウイルスを吸い込んでいるようなものなので、仕方がないですが、使ったあとは、念入りにうがい、手洗いをすることを強くおすすめします。ちなみに、私自身、こちらを使うとほぼ100%風邪をもらってしまいます。。
電動タイプの鼻水吸引器の特徴、メリット・デメリット
どうしても移りたくない、という方には、電動タイプの鼻水吸引器がおすすめです。手で持って使えるタイプと、置き型タイプがあります。メリットは、電動なので、吸引力があることと、風邪が移りにくいことです。デメリットは、値段が高いこと、音がうるさいこと、慣れるまでコツがいることです。
私自身は手で持つタイプを持っていましたが、置き型のタイプよりも、吸引力が劣ります。ネバネバタイプの鼻水を吸う時は、なかなかうまく吸い込むことができず、徐々に出番が少なくなっていきました。泣かれた割には、あまり吸えないので、疲労感だけが募ることも多々。持ち運びには、便利でしたが、そもそも風邪を引いている時に外出はあまりしないため、自宅に置いておくことがほとんどです。
置き型タイプは、高価なため、なかなか手のでない方も多いと思いますが、毎月のように耳鼻科通いをしている方ならば、おすすめです。よく中耳炎になる子どもがいるママ友は、毎月の耳鼻科通いが減り、便利だと言っていました。手で持つタイプと比べて、吸引力が強いので、よく風邪を引いたり、お子さんが複数人いる場合は、置き型の方が出番が多いと思います。
咳を止める方法
加湿と水分補給
咳が止まらないという時は、子どもの場合は鼻水と同様、加湿が重要です。熱がない時は、冷たい飲み物ではなく、常温の飲み物や温めた牛乳などがおすすめです。風邪は、多くの場合、ウイルス性のため、基本的には対処療法しかありません。ただし、咳が長引く場合や呼吸が苦しそうな時は、咳喘息と言って、気管支の収縮を伴わない咳症状だけの喘息になっていることがあります。放置しておくと、本格的な喘息に移行することがあるため、お子さんの様子をしっかり観察し、辛そうな場合は、迷わず病院を受診しましょう。
咳がそこまで激しくない時は、自分の免疫で治癒していけるよう、加湿と水分補給をこまめにします。寝ている時は副交感神経が優位になるため、咳が出やすいので、枕をやや高くして上体を起こしてあげると、呼吸が楽になります。
病院に行く目安
鼻水や咳が出ていて、熱がない時は病院に行くべきかどうか、迷いますよね。子どもの場合、熱の高さよりも、全体の症状で病院受診を検討しましょう。
具体的に病院を受診した方がいい目安は、38度以上の高熱が3日以上続いている、水分が取れていない、尿が出ていない、呼びかけに反応しない、顔面が蒼白もしくは唇が紫、咳が酷くて眠れないor寝ついても、すぐに起きてしまう、などが病院受診の目安です。逆に、高熱があっても、水分が取れていて、尿が出ている、元気があるなら、様子を見て良い、と言えるでしょう。
ただし、生後6ケ月未満の乳児に関しては、ただの風邪でも命に関わる時があるため、上記の目安に関わらず、熱がある場合は、病院を受診した方が安心です。
乳児は、RSウイルスに注意
生後6ケ月未満の乳児が気を付けた方がいい風邪は、RSウイルスです。いわゆる風邪とは、あらゆるウイルス感染の総称です。RSウイルスは、風邪のひとつで、比較的、鼻水と咳が酷くなりやすいウイルスです。特徴的なたん絡みの激しい咳と、滝のような鼻水が特徴です。もし、ゼコゼコとした咳をしていたら、気を付けておきましょう。
RSウイルスは、概ね、2才頃までにほとんどの子どもがかかると言われているポピュラーなウイルスで、幼児や大人がかかってもちょっとひどい鼻風邪程度で治ります。ただし、インフルエンザと同じく免疫がつきにくく、毎年のようにかかることもあります。通常は、1週間程度すればよくなりますが、生後6ヶ月未満の乳児がかかると、短期間で気管支炎や、肺炎を引き起こすことが多く、最悪の場合は、命に関わることもあるため、注意が必要です。
我が家の次男も、生後3ヶ月の時にかかってしまい、肺炎で1週間入院しました。当時、4歳年少だった上の子から移ったようですが、24時間付き添いの看護が必要な病院で、上の子と一緒に個室で入院することになりました。その後も完全に回復するまでに、1ヶ月程度かかり、大変な思いをしたことを覚えています。
経過的には普通の風邪と何ら変わらないのですが、夜間に咳が急激に悪化し眠れない状態になり、あっという間に肺炎になってしまいました。RSウイルスは、生後6ヶ月未満で羅感してしまうと、気管支や肺にダメージが残ってしまい、喘息になりやすいことも知られています。
幸い、次男は現在、4歳ですが喘息にはなっていませんが、クループ症候群という風邪を引くたびに声帯が腫れてしまう病気になり、この時の影響もあるのかな?と感じています。
乳児が咳を伴う風邪を引いた場合は、日中に受診しておく方が安心です。風邪は、夕方から夜間にかけて悪化するパターンが大半なので、夜間急変した時には、日中の受診が重要になります。
また夜間は、その時に必要な応急処置程度の対応しかしてもらえません。そうなると、翌日また受診しなくてはならないため、二度手間になります。
乳児の場合は、熱がなくても、いつもと違う風邪だと感じたら、受診を早めにしましょう。
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